結論:最初の3か月は、確かめる・数える・足すに区切ります
ホームページの仕事は、公開した日に終わりません。公開した日に始まります。
この記事では、公開してからの3か月を3つに区切ります。
- 1か月目:確かめる
- 2か月目:数える
- 3か月目:足す
先に断っておきます。検索で上に出てくるまでには、早くても3か月ほどかかると私は見ています。競合の多い地域なら、もっとかかります。3か月たてば上に出ると決まっているわけではありません。ただ、そのあいだに積んだ分は残ります。検索の順位は、地域、工事の種類、競合の状況で変わります。いつ、どこまで動くかを、私は約束できません。この記事にも、順位や問い合わせ件数の見込みは書きません。
では、なぜ3か月で区切るのか。期限の無い作業は、現場が忙しくなると後回しになるからです。月ごとにやることを1つに絞っておけば、手が空いた日に迷わず進められます。3か月を、待つだけの期間にはしません。やることの区切りとして使います。
私は屋根職人です。屋根工事歴は20年以上です。自社の瀧澤屋根工業では、LP、ブログ50本、動画、SEOを回して集客してきました。その立場から、私ならこう進める、という順番を書きます。どこで作ったホームページにも使える内容にしました。
1か月目:公開直後に、自分の手で確かめる
最初にやるのは、お客さんと同じ道を自分で歩くことです。パソコンではなく、スマホで確かめます。
- 電話番号を押して、電話がかかるか
- 問い合わせフォームから自分あてに送って、届くか。迷惑メールの箱に入っていないか
- LINEのボタンを押して、友だち追加の画面が開くか
- 社名、住所、電話番号、営業時間が、名刺と同じ表記か
- 施工事例の写真が、縦に持ったスマホで切れていないか
フォームは、家族や従業員のスマホからもう1回送ってもらうことをおすすめします。自分の端末では通っても、別の端末で止まる場合があるからです。
次に、Googleに見つけてもらえているかを確かめます。検索窓に「site:」と打ち、続けて自分のサイトの住所を入れます(例:site:example.com)。ページが出てくれば、Googleに登録されています。
出てこなくても、すぐに故障と決めないでください。Googleの公式ヘルプには、新しいページの登録が完了するまでの時間は「一般的に合計で1日から数週間」と書かれています。サイトマップ(ページの一覧をGoogleに渡すファイル)を送ったあとは、少なくとも1週間ほど待ちます。問題があるかどうかを判断するのは、そのあとに、とも書かれています。読み込みを何度頼んでも早くはならない、という記述もあります。
待つあいだに、検索以外の入口を開けておきます。Googleビジネスプロフィールに、ホームページの住所を入れます。名刺、見積書、作業車にも入れます。Googleビジネスプロフィールの設定は、別の記事にまとめました。
2か月目:数えるのは3つだけ
数字は3つに絞ります。
- 検索結果に表示された回数
- そこからクリックされた回数
- 問い合わせの件数と、そのきっかけ
1と2は、Googleサーチコンソールで見られます。Googleが出している、検索での出方を確かめる道具です。公式ヘルプの説明はこうです。表示された回数は「サイトが検索結果に表示された回数」。クリック数は「ユーザーがGoogle検索の検索結果からサイトをクリックした回数」。
3は道具が要りません。電話でもLINEでも、最初に一言聞きます。「何を見てご連絡くださいましたか」。答えをノートに1行書きます。紹介、チラシ、Googleマップ、ホームページ。きっかけは、聞かないかぎり記録に残りません。
3つを並べるのは、止まっている場所を分けるためです。
- 表示が増えていない:まだ見つけられていない段階です。ページの出来を疑う場面ではありません
- 表示はあるが、クリックが少ない:題名と説明文が、調べた人の言葉と合っていない可能性があります
- クリックはあるが、問い合わせが無い:ページの中身か、問い合わせの入口を見直します
私ならこう見ます。数字が動かないとき、最初に疑うのはページの出来ではありません。そもそも人が来ているか、です。誰も来ていないページの文章を何度書き直しても、良くなったかどうかを確かめられません。「まだ誰も連れてきていない」と「作ったものが悪い」は、別の問題です。混ぜると、直さなくてよい場所を直すことになります。
記録は月に1回、同じ日に取ります。比べる相手は、前の月の自分のサイトです。毎日は見ません。日ごとの上下に気を取られると、手が止まるからです。
3か月目:足すのは、終わった工事と、聞かれたこと
足すものは2つです。
ひとつは施工事例です。2か月のあいだに終わった工事を、1件ずつ足します。地名、工事の種類、施工前と施工後の写真。対応エリアと工事の種類を、説明ではなく現物で示せます。
もうひとつは、お客さんに聞かれたことへの答えです。電話や見積もりの場で受けた質問を、1本につき1つ書きます。書き方は別の記事にまとめました。
足す前に、直すものが無いかも見ます。2か月目に書きためたノートを開いてください。同じ質問が2回出ていたら、その答えはページに書かれていないか、見つけにくい場所にあります。新しい記事を1本足すより、今あるページに3行足すほうが早い場合があります。
量は、自分が続けられる数にします。私なら、月に事例1件と記事1本から始めます。現場が詰まった月は、事例に使う写真を撮りためるだけでも構いません。
結果を急がないために、目安を2種類に分ける
目安は2種類に分けて持ちます。
自分で動かせる目安
- 確かめる項目を全部済ませたか
- 月に1回、3つの数字を記録したか
- 決めた日に、事例か記事に手を付けたか
自分では動かせない目安
- 検索の順位
- 検索結果に表示された回数
- 問い合わせの件数
毎月の合格、不合格は、上の3つで付けます。下の3つは記録するだけにします。動かせない数字で自分を採点すると、やることをやった月まで「失敗」になります。それが、更新をやめる理由になります。
屋根でたとえます。葺き終えた日に確かめられるのは、納まりまでです。雨を通さないかどうかは、雨が降ってから分かります。だからといって、晴れた日に屋根をめくり直す理由にはなりません。確かめられることを確かめて、次の雨を待ちます。ホームページも、私は同じ順番で考えています。
3か月たった時点で見るのは、数字の大きさではありません。次の3か月に何をするかが決まっているか、です。表示が増えていないなら、入口を足します。表示はあるのに連絡が無いなら、ページを直します。どちらか分かっていれば、次の一手は決まります。分からないまま大きく作り直すことは、私ならおすすめしません。

