AI導入支援 / 打ち合わせの日程調整

空いている日は、AIが探す。送るのは、あなた。

問い合わせが来ると、最初に決めるのは「いつ会うか」です。現場に出ている日は、その返事だけで手が止まります。自分のカレンダーの空いている日に合わせて、「この日に打ち合わせしましょう」と返せたら。私もそう思っています。

問い合わせが届いたら、AIが内容を読んで、Googleカレンダーの空きを見ます。打ち合わせや現地調査の候補日を3つ入れた返事を、下書きします。送る前に、人が確かめます。決まったら、予定に入れるところまでAIに手伝わせます。

私はClaude Code(Anthropic社のAI)に、GoogleカレンダーとGmailをつないで使っています。日程調整を任せる形は、まだ自分では使っていません。作ることはできます。

LINE / 鈴木様(架空)

雨漏りしているみたいです。見に来てもらえますか。南町です。

AIの読み取り
現地調査1時間半移動 往復1時間明るい時間
返事の下書き(候補日3つ)
  1. 候補111月18日(水)13:30〜
  2. 候補211月17日(火)10:00〜
  3. 候補311月19日(木)10:00〜
見本です。お客さん・地名・日付は架空です。この下書きを、人が読んでから送ります。

01 / 日程の往復

返事の中身より、日程の往復に時間がとられる

問い合わせが来て、最初に決めることは、たいてい日程です。オンラインで話すのか、家を見に行くのか。何曜日の何時にするのか。

ここで往復が起きます。「来週はいかがですか」「火曜は難しいです」「では木曜は」。1往復ごとに、カレンダーを開いて、空きを見て、文を打ちます。

現場に出ている日は、その1往復が夜になります。返事が遅れると、お客さんはほかの会社にも声をかけるかもしれません。よくある詰まりは、次の3つです。

詰まり 1

空きを見に行く手間

屋根の上や車の中で、スマホのカレンダーを開きます。移動の時間を頭の中で足して、入る日を探します。返事を打つより、この確認のほうが時間をとります。

詰まり 2

種類で、長さが違う

オンラインの打ち合わせなら1時間で足ります。現地調査は、移動を入れると半日近くかかることもあります。同じ「空き」でも、入るとは限りません。

詰まり 3

決まったあとの抜け

決まった予定を入れ忘れる。前日の連絡を忘れる。同じ枠を、2人のお客さんに出してしまう。どれも、忙しい週ほど起きやすくなります。

例(架空です)

月曜の朝、LINEで「雨漏りを見てほしい」と届きます。現場の昼休みに「火曜か木曜の午前はいかがですか」と返します。夜に「木曜で」と返事が来ます。ところが木曜の午前は、別のお客さんにも出していました。どちらに先に返したか、思い出すところから始まります。

AIに任せたいのは、この「空きを見て、条件に合う日を拾って、返事の文にする」所です。日程を決めて、送るのは、人のままにします。

正直に書きます

私はClaude Codeに、GoogleカレンダーとGmailをつないで使っています。「次に何がある?」と聞くと、予定を見て答えてくれます。

ただ、問い合わせに日程の返事をするところまでAIに任せる形は、まだ自分では使っていません。だから、このページに「何時間減った」という数字はありません。書いているのは、作り方と、気をつける所です。

02 / 見本で動かす

みほん工務店(架空)の1週間で、動かしてみる

下は、架空の工務店の1週間です。問い合わせを1つ選ぶと、AIが内容を読んだ結果と、候補になる枠と、返事の下書きが切り替わります。予定・お客さん・地名は、すべて架空です。本物のカレンダーには、つながっていません。

届いた問い合わせを選ぶ

みほん工務店(架空)の予定11月16日(月)〜21日(土)
みほん工務店(架空)の1週間の予定。行が日付、列が午前・午後・夕方
日付午前8〜12時午後13〜17時夕方17〜19時半
16月 現場北町 現場北町 空き
17火 空き 空き 予定あり中身は見ない
18水 現場南町 空き 空き
19木 空き 打ち合わせ事務所 空き
20金 現場東町 現場東町 空き
21土 空き 空き 入れない決めた休み

オンラインの打ち合わせ。日中の空きは現地調査のために残し、夕方の3枠を候補にしました。

フォーム / 佐藤様(架空)

ホームページを見ました。リフォームの相談をしたいです。まずはオンラインで話を聞けますか。

AIの読み取り

種類
オンラインの打ち合わせ
長さ
1時間(決めておいた長さ)
移動
なし
考えたこと
移動が無いので、現場の日の夕方にも入る。日中の空きは、現地調査のために残す。

返事の下書き宛先:佐藤様(架空)

佐藤様
お問い合わせありがとうございます。みほん工務店(架空)です。オンラインでのご相談、承ります。1時間ほどです。次の中から、ご都合のよい日をお選びください。

  1. 11月16日(月)17:30〜18:30
  2. 11月18日(水)17:30〜18:30
  3. 11月19日(木)17:30〜18:30

どれも難しい場合は、ご都合のよい曜日と時間帯をお知らせください。決まりましたら、つなぎ方のご案内をお送りします。

AIの下書きです。日付・曜日・お名前を人が確かめてから送ります。

決まったときの下書き佐藤様が「2で」と返信

佐藤様
11月18日(水)17:30〜で承りました。予定に入れました。前日に、つなぎ方のご案内をお送りします。

前日の確認の下書き11月17日(火)の夕方

佐藤様
明日11月18日(水)17:30から、オンラインでお話しします。つなぎ方は下のとおりです。ご都合が変わった場合は、このままご返信ください。

送るのは人です。ほかの2つの仮押さえは外しました。

LINE / 鈴木様(架空)

雨漏りしているみたいです。見に来てもらえますか。南町です。

AIの読み取り

種類
現地調査(屋根に上がる)
長さ
1時間半+移動 往復1時間
移動
南町まで片道30分(決めておいた目安)
考えたこと
屋根に上がるので、明るい時間だけ。夕方は外す。18日は午前に南町の現場があり、移動が短いので先頭にする。

返事の下書き宛先:鈴木様(架空)

鈴木様
ご連絡ありがとうございます。みほん工務店(架空)です。屋根と天井の様子を見に伺います。調査は1時間半ほどです。次の中から、ご都合のよい日をお選びください。

  1. 11月18日(水)13:30〜15:00
  2. 11月17日(火)10:00〜11:30
  3. 11月19日(木)10:00〜11:30

雨の日は屋根に上がれないため、天気によっては日を改めるご相談をすることがあります。天井から水が落ちているなど急ぎの場合は、お電話ください。

AIの下書きです。日付・曜日・住所を人が確かめてから送ります。

決まったときの下書き鈴木様が「2で」と返信

鈴木様
11月17日(火)10:00〜で承りました。予定に入れました。前日に、もう一度ご連絡します。

前日の確認の下書き11月16日(月)の夕方

鈴木様
明日11月17日(火)10:00に伺います。雨の予報のときは、こちらから日を改めるご相談をします。ご都合が変わった場合は、このままご返信ください。

天気を見て送るかどうかは、人が決めます。ほかの2つの仮押さえは外しました。

メール / 高橋様(架空)

見積書をいただいた件、家で説明を聞きたいです。西町です。平日は18時以降か、土曜だと助かります。

AIの読み取り

種類
訪問して、見積の説明
長さ
1時間+移動 往復40分
お客さんの条件
平日は18時以降、または土曜
考えたこと
平日の日中は外す。20日は東町の現場から西町まで遠いので外す。17日の夕方は予定あり。

返事の下書き宛先:高橋様(架空)

高橋様
ご連絡ありがとうございます。みほん工務店(架空)です。見積書のご説明に伺います。1時間ほどです。いただいたご都合から、次の日を選びました。

  1. 11月16日(月)18:00〜19:00
  2. 11月19日(木)18:00〜19:00
  3. 11月21日(土)10:00〜11:00

どれも難しい場合は、ご遠慮なくお知らせください。

AIの下書きです。日付・曜日・住所を人が確かめてから送ります。

決まったときの下書き高橋様が「2で」と返信

高橋様
11月19日(木)18:00〜で承りました。予定に入れました。前日に、もう一度ご連絡します。

前日の確認の下書き11月18日(水)の夕方

高橋様
明日11月19日(木)18:00に伺います。見積書をお手元にご用意いただけると、話が早く進みます。ご都合が変わった場合は、このままご返信ください。

送るのは人です。ほかの2つの仮押さえは外しました。

見本の動きは、決めておいた条件を画面で再現したものです。実際のAIの返事は、毎回少しずつ言い回しが変わります。だから、送る前に人が読みます。

03 / 全体の流れ

問い合わせから前日の確認まで、7つの段に分けます

流れを段に分けると、どこをAIに任せて、どこを人が持つかが見えます。赤い丸がAIの段、白い丸が人の段です。

  1. 入口

    問い合わせが届く

    入口は、フォーム・メール・LINEとばらばらでかまいません。フォームとメールは、同じGmailに届く形にしておくと、AIが読みやすくなります。LINEは、使っている形を見てから、つなぎ方を決めます。最初は、人がLINEの文を貼り付けて頼む形から始めることもあります。

  2. AI

    内容を読んで、種類を分ける

    オンラインの打ち合わせか、現地調査か、訪問しての説明か。種類ごとの長さと移動の目安は、最初に人が決めておきます。AIは、届いた文をそれに当てはめます。どれにも当てはまらないときは、無理に決めず「分からない」と人に返させます。

  3. AI

    カレンダーの空きを見る

    決めたカレンダーだけを見ます。移動の時間、屋根に上がれる明るい時間、お客さんが書いてきた都合。この3つで、入らない枠を外します。前後の予定との間にも、余白をとります。

  4. AI

    候補日を3つ入れた返事を下書き

    いつもの言葉づかいで書かせます。3つとも合わないときに、どう返してもらうかの一言も入れます。下書きは、Gmailの下書きに置く形にすると、スマホからも開けます。

  5. 人

    人が確かめて、送る

    日付と曜日が合っているか。お名前と住所は合っているか。この日は本当に動けるか。ここは人が見ます。直したいところは直します。送るボタンを押すのは人です。

  6. AI+人

    仮押さえして、決まったら確定

    送った3つの枠に「仮」の予定を入れます。お客さんが1つ選んだら、その枠を確定にして、残り2つの仮を外します。確定の前に、その枠がまだ空いているかをもう一度見ます。

  7. AI

    前日の確認を下書き

    前日の夕方に、確認の連絡を下書きします。現地調査なら、雨の予報のときに日を改める一言も入れられます。天気を見て送るかどうかを決めるのは、人です。

7つのうち、人の段は1つだけに見えます。でも、確定の段にも人が入ります。お客さんの返事が「2で、でも少し遅れるかも」のように、決めきれない文のことがあるからです。

04 / 自動と、人の判断

AIがやる所と、人が決める所

AIは、空きを探すのも、文を書くのも速いです。でも、日付を1日取り違えることもあります。お客さんが仕事を休んで待っていた日に、誰も来ない。これは取り返しがつきません。だから、外に出る手前に、人が押す門を置きます。

AIが作ったものは、門の手前で止まります。お客さんに届くのは、人が押したときだけです。

どこまで自動にするかは、3段階で決める

一度に全部を任せる必要はありません。下の3段階のうち、1から始めるのをおすすめします。下書きの質を見てから、次へ進みます。

段階 1 / ここから始める

下書きだけ

AIは空きを見て、返事を下書きするだけ。送るのも、予定に入れるのも人です。カレンダーは読むだけでつなぎます。

段階 2

仮押さえまで

送った候補の枠に、AIが仮の予定を入れます。決まったら、残りの仮を外します。カレンダーに書き込む権限を足します。

段階 3

確定の手前まで

お客さんの返事を読んで、確定の予定と、確定の返事を下書きします。人は通知を見て、押すだけにします。

どの段階でも、お客さんへの送信をAIに任せる形は作りません。送る前に人が読む。この1つは、段階を上げても変えません。

AIにさせないこと

  • お客さんに送る。下書きまでです。
  • 人が入れた予定を、動かす・消す。触ってよいのは、AIが入れた仮押さえだけにします。
  • 料金を答える。「いくらですか」と聞かれても、AIの下書きで金額は書かせません。
  • 依頼を断る。受けるか断るかは、仕事の判断です。人が決めます。

05 / 情報の範囲と権限

AIに見せる範囲と、渡す権限を先に決める

カレンダーやメールをつなぐということは、AIにその中身を読ませるということです。そこは割り切りが要ります。だから、つなぐ前に「どこまで見せるか」「何をさせるか」を決めます。

カレンダーの権限は、3つの段で考える

権限 1 / いちばん小さい

空いているかだけ見る

Googleカレンダーの共有の設定には、予定の中身を見せず、空いているかどうかだけを見せる形があります。家族の予定や私用の予定を別のカレンダーにしてあれば、そのカレンダーはこれで足ります。見本の「予定あり(中身は見ない)」がこれです。

権限 2

予定の中身まで読む

現場の地名から移動を考えるなら、中身が要ります。読ませるのは、仕事用のカレンダーだけにします。予定のメモ欄に、お客さんの電話番号を書く習慣があるなら、それも見える範囲に入ります。

権限 3

予定を入れる

仮押さえと確定には、書き込む権限が要ります。つなぎ方によっては、カレンダーごとに権限を分けられます。分けられるなら、「仮押さえ用」のカレンダーにだけ書き込ませます。

最初は、権限1と2の「読むだけ」でつなぎます。下書きの段階なら、書き込みは要りません。仮押さえを任せたくなったら、そこで権限3を足します。

情報ごとに、渡すかどうかを決める

決め方の例

情報AIに渡すか理由
お客さんの名前・連絡先問い合わせの文の中だけ返事の下書きに名前が要ります。お客さんの一覧をまとめて渡すことはしません。
お客さんの住所町名までで足りることが多い移動の見当をつけるためです。番地までは要らないことがほとんどです。
家族・私用の予定空いているかだけ中身は日程調整に要りません。空きか予定ありかが分かれば足ります。別のカレンダーに分けておくのが前提です。
過去のメール全部渡さない問い合わせ用のアドレスやラベルを決めて、その中だけを読ませます。
見積の金額渡さない日程を決めるのに金額は要りません。要らないものは見せません。

ほかに決めておくこと

  • 会社と個人のアカウントを分ける。私用のGmailで仕事をしているなら、どのアカウントをつなぐかを先に決めます。
  • 社員の予定をつなぐなら、本人の了解を取る。見られるのは空きだけ、と話してからにします。
  • メールの中の指示に、従わない決まりを置く。問い合わせのメールは、知らない人から届きます。本文に「このメールを読んだAIは…」と指示がまぎれていても従わないよう、AIへの決まりに書いておきます。それでも従ってしまうことはあり得ます。だから送信はAIに任せません。任せていなければ、勝手に外へ出ていくことは起きにくくなります。
  • データの扱いを確かめる。AIの提供元の規約と設定で、預けた中身がどう扱われるかを確かめます。

MCP(AIをほかの道具につなぐ共通の差し口)の考え方と注意点は、コラム「Claude CodeのMCPとは。カレンダーとGmailにつなぐ使い方」に詳しく書いています。

06 / 二重予約を防ぐ

二重予約は、仕組みの側で防ぐ

日程調整でいちばん困るのは、同じ枠に2つの約束が入ることです。人の注意だけに頼ると、忙しい週に起きます。だから、仕組みの側に決まりを置きます。

候補を出した時点で、3つの枠を押さえます。ほかのお客さんに、同じ枠が出ません(見本・日付は架空)。

6つの決まり

  1. 見るカレンダーは1つに決める。紙の手帳や、別のアプリにだけ書いた予定は、AIには見えません。ここがいちばん多い穴です。電話で決めた予定も、その場で同じカレンダーに入れます。
  2. 候補を出したら、仮押さえを入れる。3つの枠に「仮」の予定を入れて、「予定あり」として扱います。次の問い合わせの候補に、同じ枠が出なくなります。
  3. 仮押さえに、期限をつける。たとえば3日たっても返事が無ければ、人に知らせます。外すかどうかは人が決めます。押さえたままだと、空いている日が減っていきます。
  4. 確定の直前に、もう一度空きを見る。返事を待つ間に、人が電話で予定を入れていることがあります。埋まっていたら確定せず、人に知らせて、新しい候補を下書きします。
  5. 移動と片付けの余白を、枠に含める。前の予定の終わりの時刻ぴったりに、次を入れません。現場から次の家までの時間も、枠の中に入れます。
  6. 同じお客さんの仮押さえを、まとめて扱う。仮の予定の名前に、誰の候補かを入れておきます。決まったときに、外す2つを取り違えないためです。

それでも、重なることはあり得ます。そのときは、人がお客さんに謝って、日を決め直します。AIは、そのおわびと新しい候補の下書きを作ります。

07 / もともとある機能との違い

Googleカレンダーの予約の機能で、足りる場合もあります

Googleカレンダーには「予約スケジュール」という機能があります。空いている時間を予約のページにして、そのリンクをお客さんに送ります。お客さんはページを開いて、自分で時間を選びます。使える機能は、アカウントの種類によって違います。最新の内容は、Googleの公式の案内で確かめてください。

決まった長さの打ち合わせを、決まった時間帯で受けるなら、この機能で足ります。AIを足す必要はありません。ご相談いただいても、そうお伝えします。

AIを足す意味は、「中身を読む」こと

予約のページは、時間を選ぶ仕組みです。問い合わせの中身は読みません。職人の仕事は、中身で長さも場所も変わります。そこを読むのが、AIを足す意味です。

一般的な違い

比べる所予約のページAIを足した形
時間を選ぶ人お客さん(ページで選ぶ)こちらが3つに絞って出す
問い合わせの中身読まない読んで、種類を分ける
長さ予約の種類ごとに決めた長さ中身から当てはめる(雨漏りなら現地調査、など)
移動・場所訪問先ごとの移動までは見ない地名と前後の現場から、移動を考える
入口リンクを開いた人フォーム・メール・LINE。リンクを開くのが苦手な人にも
返事の文決まった形の通知いつもの言葉づかいで下書き
手間設定すれば動く。仕組みが小さいAIの利用料と、止まったときの手順が要る

両方を使う形もあります。オンラインの打ち合わせは予約のページで受けて、現地調査だけAIの下書きにする。仕事に合わせて、組み合わせを決めます。

職人の仕事で、予約のページだけでは足りない例(架空です)

お客さんが予約のページで、木曜の13時を選びました。ところが、その日は午前に遠い町の現場があります。移動を入れると、13時には着けません。予約のページは、前の現場がどこにあるかまでは見ません。AIの下書きなら、そもそもその枠を候補から外せます。

08 / 止まったとき

AIが止まったときの手順も、先に決めておく

AIは、たまに途中で止まります。私が見積書づくりに使っているAIも、たまに途中で止まります。つなぎ方の期限が切れて、カレンダーやメールが読めなくなることもあります。

止まっても、問い合わせは消えません。メールは受信箱に、LINEはLINEに残ります。困るのは、止まったことに気づかないまま、お客さんを待たせることです。

止まったときの5つの手順

  1. 気づく。毎朝、「まだ返していない問い合わせ」と「返事待ちの仮押さえ」の一覧が届く形にします。一覧が届かない日は、止まっているしるしです。
  2. 手で返す。候補日の返事のひな形を、1枚用意しておきます。止まった日は、人がカレンダーを見て、ひな形に日付を入れて返します。
  3. 仮押さえを片付ける。止まる前に入った仮の予定を、人が見直します。返事が来ているのに確定していないものが無いかを見ます。
  4. 原因を1行残す。何で止まったかを、日付と一緒に書きます。つなぎ直しが要るなら、つなぎ直します。
  5. 下書きだけで、もう一度確かめる。直したあとの数日は、段階1(下書きだけ)に戻して、正しく動くかを見ます。

作る前に決めること

止まったときに、誰が気づいて、誰が直すか。社長ひとりの会社なら、社長です。誰かに任せるなら、その人の名前と連絡先を、ひな形と同じ所に置いておきます。直すところまでを頼みたい場合は、その範囲も見積の前に話します。

09 / 向き不向き

向いている会社、向いていない会社

日程調整をAIで組むと、合う会社と合わない会社がはっきり分かれます。合わない場合は、作らないほうがよいことも、先にお伝えします。

向いている

  • 問い合わせの種類によって、かかる時間が変わる
  • 現場に出ていて、日中に返事を打つ時間がとれない
  • 対応する地域が広く、移動を考えて日を決めたい
  • 予定を、もうGoogleカレンダーに入れている
  • 問い合わせが、週に何件か来ている
  • 返事の言葉づかいを、自分の形でそろえたい

向いていない

  • 予定が紙の手帳にしか無い(まずカレンダーに入れる習慣から)
  • 決まった長さの打ち合わせしか無い(予約のページで足ります)
  • 問い合わせが月に数件(手で返すほうが早いことがあります)
  • 送るところまで全部任せたい(その形は作りません)
  • お客さんの情報を、AIに見せたくない(それも1つの判断です)
  • 予定がいくつものカレンダーに分かれていて、1つにまとめられない

迷ったら、まず1週間、問い合わせの数と、日程の往復が何回あったかを数えてみてください。往復が少なければ、今のままで足りているのかもしれません。

10 / 作るときの進め方

小さくつないで、下書きから試します

いきなり全部をつなぎません。読むだけでつないで、下書きを人が直しながら、少しずつ任せる所を広げます。

  1. 一緒に

    聞き取り

    問い合わせの入口、仕事の種類ごとの長さ、移動の目安、屋根に上がる仕事かどうか、休みの決まり。使っているカレンダーとメールのアカウントも伺います。

  2. 設定

    読むだけで、つなぐ

    カレンダーと、問い合わせが届くメールを、読むだけの権限でつなぎます。見せる範囲は、前の段で決めたとおりにします。

  3. 人

    下書きを、直しながら試す

    届いた問い合わせで、下書きを作らせます。言葉づかいや、外し方の条件がずれていたら、決まりのほうを直します。この間、送るのも予定を入れるのも人です。

  4. 段階 2

    仮押さえを任せる

    下書きが安定してきたら、書き込む権限を足して、仮押さえと確定の手前までを任せます。

  5. 仕上げ

    前日の確認と、毎朝の一覧を足す

    前日の確認の下書きと、止まったことに気づくための毎朝の一覧を足します。止まったときのひな形も、ここで渡します。

料金

このページでは、新しい料金は決めていません。つなぐ範囲と、どこまで自動にするかを伺ってから、見積書でお出しします。AIの利用料は別にかかります。今の料金は料金のページとAI導入支援のページにあります。

11 / よくある質問

よくある質問

お客さんへの返事を、AIが勝手に送りませんか?

送りません。送らない形で作ります。AIが作るのは下書きまでです。日付とお名前を人が確かめて、人が送ります。

Googleカレンダーを使っていなくても、できますか?

このページは、Googleカレンダーを使う前提で書いています。ほかのカレンダーは、つなげるかどうかを見てからお答えします。予定が紙の手帳だけなら、まずカレンダーに入れる習慣から始めるのが近道です。

家族の予定も、同じカレンダーに入っています。

同じカレンダーに入ったままAIに読ませると、家族の予定の中身も見えてしまいます。家族の予定を「空いているかだけ」にするには、家族の予定を別のカレンダーに分けて、そのカレンダーは空き時間だけを見せる形にします。分けられないときは、そのカレンダーをAIに読ませるかどうかから、聞き取りのときに一緒に決めます。

候補日は、いくつ出すのがいいですか?

このページでは3つにしています。多いとお客さんが選びにくく、少ないと往復が増えやすいからです。仮押さえの枠も、出した数だけ埋まります。仕事に合わせて変えられます。

現地調査の日が雨だったら、どうなりますか?

天気は人が見ます。前日の確認の下書きに、日を改めるご相談の一言を入れておけます。送るか、日を改めるかは、人が決めます。

スマホだけで使えますか?

下書きをGmailの下書きに置く形なら、スマホのGmailで開いて、直して、送れます。AIを動かす仕組みそのものは、パソコンなどに置きます。置き場所は、聞き取りのときに決めます。

社員の予定も見られますか?

つなぎ方としてはできます。ただ、社員の予定をつなぐなら、本人に話して了解を取ってからにします。見せるのは、空いているかどうかだけにする形もあります。

瀧澤さん自身は、この仕組みを使っていますか?

GoogleカレンダーとGmailをClaude Codeにつないで、「次に何がある?」と聞く使い方はしています。問い合わせに日程の返事をするところまで任せる形は、まだ使っていません。作ることはできます。

料金はいくらですか?

このページでは新しい料金は決めていません。今の料金は料金のページとAI導入支援のページにあります。つなぐ範囲を伺ってから、見積書でお出しします。

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