SEO対策は、裏技ではありません
探している人に見つかる形に整えて、中身を積み続ける。地味な作業です。
何を、どういう方法でやるのか。やらないことは何か。順に書きます。
01
なぜ、検索なのか
この章の要点
- 未来のお客さんは、あなたの会社名を知りません。「地域名+工事名」で探します。
- 広告と一括見積サイトは、出しているあいだの入口です。自社のホームページの記事は残ります。
- 私の会社のホームページには、Googleの自然検索だけで年間4,612件の訪問があります。
探している人は、あなたの会社名を知りません
屋根から雨が漏った。駐車場をコンクリートにしたい。困りごとが起きた人は、スマホを出して検索します。打ち込むのは、会社名ではありません。「盛岡市 屋根工事」のような、地域名と工事名です。
出てきた会社をいくつか開いて、見比べます。そして、そのうちのどこかに問い合わせます。この流れの中に自分の会社がいなければ、比べてもらう機会がありません。
SEO対策という言葉は、英語の頭文字から来ています。日本語にすると「検索エンジン最適化」です。検索エンジンは、Googleのように、言葉を打って調べる仕組みのことです。かみ砕くと、探している人に見つけてもらうための手入れです。
私は、職人の会社が仕事を取るなら、Google検索が一番だと考えています。理由は、探している人のほうから来てくれるからです。こちらから売り込みに行く必要がありません。これは私の考えです。どの会社にも当てはまる、と言い切るものではありません。
広告と一括見積サイト、自社のホームページは役割が違います
人を呼ぶ入口は、検索だけではありません。広告があります。一括見積サイトもあります。一括見積サイトは、複数の会社をまとめて紹介する仕組みです。
広告は、出しているあいだ表示されます。一括見積サイトは、載っているあいだ紹介されます。どちらも、早く動かしたいときに向く手段です。ただ、止めればそこで止まります。
自社のホームページに書いた記事は、止めても残ります。先月書いた1本も、去年書いた1本も、同じ場所にあり続けます。どれが上、という話ではありません。役割が違います。急ぐなら広告。積むなら自社のホームページ。私はそう考えています。
自社のホームページで、実際に測った数字
私の会社、瀧澤屋根工業のホームページの数字を出します。Googleの自然検索だけで、年間4,612件の訪問がありました。自然検索は、広告の枠を除いた検索結果のことです。過去365日間の実測です。
同じ画面に、Facebookからの279という数字もあります。これは広告を出した分です。検索から来た分とは、分けて数えています。
この数字は、私の会社でこうなった、という記録です。同じ数字になることを約束するものではありません。ほかの2社の画面は、実績ページに載せています。
02
SEO対策で実際にやること
この章の要点
- やることは3つの層です。土台、中身、外からの評価。
- 中心は「中身」です。狙う言葉を決め、工事ごとにページを分け、事例とコラムを積みます。
- 地図(Googleビジネスプロフィール)は、検索とは別の、もうひとつの入口です。
-
土台
- スマホで読める
- 表示が速い
- 安全な通信
- 検索エンジンに渡す記述
-
中身
- 狙う言葉
- 工事ごとのページ
- 施工事例
- コラム
- ページ同士のつなぎ
-
外からの評価
- 被リンク
- 地図
- 口コミ
やることは、3つの層に分かれます
SEO対策と聞くと、特別な技があるように聞こえます。実際は違います。地味な作業の積み重ねです。Googleも公式の手引きに、検索結果の一番上に出るための秘訣はない、と書いています。
やることは、3つの層に分けると見通せます。土台、中身、外からの評価です。家でいえば、基礎、建物、近所の評判にあたります。下の層から順に説明します。
土台:開ける、読める、伝わる状態にする
最初の層は、土台です。良いことを書いても、開けなければ読まれません。土台でやることは4つあります。
- スマホで読める。指で広げなくても、文字が読める状態にします。
- 表示が速い。画像を軽くして、待たせないようにします。
- 安全な通信にする。アドレスが「https」で始まる形です。
- 検索エンジンに渡す記述を入れる。画面には写らない部分です。
Googleは、ページの使いやすさを確かめる問いを公開しています。安全な方法で届けられているか。スマホで適切に表示されるか。表示の速さなどの指標は良好か。こうした問いです。
4つ目の「画面に写らない記述」は、ページの題名や説明文などです。検索結果に並ぶ題名と、その下の短い説明がこれにあたります。会社の情報を検索エンジンに渡す記述も、ここに入ります。中身の一覧は、「作り方」のページで公開しています。
職人WEBタキサワでは、土台をこちらで整えてから公開します。サーバー(ホームページのデータを置く場所)の用意。ドメイン(インターネット上の住所。第4章で説明します)の用意。表示速度の調整。ここまでを済ませます。
中身:探している言葉に、ページで答える
2つ目の層が、中身です。SEO対策の中心はここです。やることを、順に書きます。
1つ目は、狙う言葉を決めることです。「盛岡 屋根修理」のような、地域名と工事名の組み合わせです。決めたら、その言葉で実際に検索します。1ページ目に並ぶ競合を全部読み、勝てる言葉を選びます。
2つ目は、工事ごとにページを分けることです。屋根の葺き替え、雨漏り修理、板金。1枚にまとめず、工事の数だけ入口を作ります。ホームページは1枚の名刺ではなく、工事ごとの入口の束だと私は考えています。
3つ目は、施工事例です。どこで、何の工事を、どうやったか。写真だけでなく、言葉で書きます。写真にも、何が写っているかの説明を付けます。
4つ目は、コラムです。「雪止めは必要か」「火災保険は使えるのか」。施主(工事を頼むお客さん)が検索している疑問に、職人の立場で答える記事です。1本書くと、検索の入口になりうるページがひとつ増えます。
最後は、ページ同士のつなぎです。コラムから工事のページへ。工事のページから施工事例へ。読んだ人が次に知りたいことへ進めるよう、リンクでつなぎます。リンクは、押すと別のページへ移る文字やボタンのことです。Googleも、リンクをたどって新しいページを見つける、と説明しています。
見出しと本文には、狙う言葉を自然な形で置きます。Googleも、探す人が使う言葉を、題名や見出しなどに置くよう勧めています。詰め込むのとは違います。詰め込みは、第5章の「やらないこと」に入ります。
外からの評価:ほかの人が、どう言っているか
3つ目の層は、自分では書けない部分です。ほかのサイトからの紹介。地図に出る会社の情報。口コミ。この3つです。ほかのサイトからの紹介を、被リンクと呼びます。第4章で詳しく書きます。
手順は、7歩です
- 言葉を決める
- 競合を読む
- 工事ごとにページを分ける
- 見出しと本文を書く
- 画面に写らない記述を入れる
- 地図とつなぐ
- 毎月足す
手順には順番があります。言葉を決める前にデザインを始めると、あとでやり直しになります。図の7歩のうち、1から6までが作るときの作業です。7が、公開してからの作業です。それぞれの工程で何をするかは、「作り方」のページに書きました。ここでは繰り返しません。
地図は、もうひとつの入口です
地域名と工事名で検索すると、地図と一緒に会社が並ぶ枠が出ることがあります。ここに出る情報のもとが、Googleビジネスプロフィールです。Googleの検索と地図に、会社の情報を載せるための登録のことです。
Googleの案内によると、地図の枠の並び順は、主に3つで決まります。関連性、距離、知名度です。関連性は、検索した言葉と会社の情報がどれだけ合っているか。距離は、探している人から会社までの近さ。知名度は、その会社がどれだけ広く知られているかです。
同じ案内に、もう1つ書いてあります。Googleは、順位を上げるための依頼にも、金銭の受け取りにも応じていません。地図の順位を、お金で買う道はありません。
地図の設定には、自分でできる部分があります。電話番号、営業時間、対応する地域、写真。やり方はコラムに書きました。職人WEBタキサワでは、ホームページと地図の情報の紐づけを、作るときに整えます。
上の画面は、私の会社のホームページが検索結果に出ている様子です。確認した日の状態として載せています。
03
Googleが見る4つ
この章の要点
- 4つは、経験・専門性・権威性・信頼性です。中心は信頼性です。
- 職人の会社なら、現場の記録、資格、ほかからの扱い、会社の情報がそれにあたります。
- 4つは点数ではありません。満たせば順位が上がる、という仕組みではありません。
出どころは、Googleの「品質評価ガイドライン」です
Googleには、検索結果の質を確かめる役目の人がいます。検索品質評価者と呼ばれます。その人たちが使う手引きが、品質評価ガイドラインです。
この手引きに、良いページを見分ける4つの考え方が出てきます。経験、専門性、権威性、信頼性です。英語の頭文字をとって、E-E-A-T(イー・イー・エー・ティー)と呼ばれます。Googleの日本語のページには、経験を「エクスペリエンス」と書いているものがあります。このページでは「経験」と呼びます。
以前は、専門性、権威性、信頼性の3つでした。2022年12月に「経験」が加わり、4つになりました。実際に使ったか。実際に行ったか。実際にやったか。そこが問われるようになりました。
4つは横並びではありません。Googleは、中でも信頼性が最も重要だと書いています。経験、専門性、権威性は、信頼性を支える材料です。4つすべてで優れている必要はない、とも書かれています。
ここから、4つを1つずつ、職人の会社の言葉に置き換えます。
経験:実際にやった現場があるか
経験は、書いた人が実際にそれをやったかどうかです。職人の会社なら、現場そのものです。葺き替えた屋根。直した雨漏り。打ったコンクリート。これは、現場に出ている会社にしか書けません。
ホームページでは、施工事例とコラムに出します。工事の前と後の写真。作業の途中の写真。なぜその工法を選んだか。現場で困ったことと、どう直したか。うまくいった話だけでなく、手こずった話にも経験が出ます。
私は屋根職人です。屋根工事を20年以上、2,000棟以上やってきました。現場を知っている人が書いた文章かどうかは、読めば伝わると考えています。
専門性:その工事の知識と技能があるか
専門性は、その分野の知識と技能です。職人の会社なら、資格と、工法の説明がこれにあたります。
資格は、持っているものを正式な名前で書きます。許可や登録の番号があれば、それも書きます。工法の説明は、なぜその材料か、なぜその手順かまで書きます。
ただし、専門用語のままでは伝わりません。「縦ハゼ葺きで施工」と書くより、「継ぎ目から雨が入りにくい張り方で施工」と書きます。読むのは同業者ではなく、お客さんだからです。
ホームページでは、会社案内と、工事ごとのページに出します。私は国家資格を持っています。そのことは「私について」のページに書いています。
権威性:ほかから名前が挙がるか
権威性は、言葉が硬いので言い換えます。その分野で、ほかの人や団体から名前が挙がることです。自分で「うちは一流です」と書いても、権威性にはなりません。ほかの人がどう扱っているか、の話です。
職人の会社なら、たとえば次のようなものです。所属している組合や団体の名簿に載っている。取引先や材料メーカーの、施工店の一覧に載っている。地域の新聞や情報誌、テレビに取り上げられた。
ホームページでは、会社案内に事実として書きます。私の場合は、屋根材の資材の件でテレビの取材を受けました。そのことを「私について」のページに載せています。無いものを作る必要はありません。あるものを、書き漏らさないことです。
信頼性:この会社は実在して、連絡がつくか
信頼性は、4つの中心です。職人の会社に置き換えると、問いは単純です。この会社は本当にあるのか。連絡はつくのか。お金の話は正直か。
ホームページに出すものは、次のとおりです。
- 会社の所在地、電話番号、代表者の名前。
- 料金の出し方と、見積の流れ。
- 記事を書いた人が誰か。
- お客様の声を載せるなら、載せ方の決まりを守ること。
- アドレスが「https」で始まる、安全な通信であること。
Googleは、ページを作るときに3つを自分に問うよう勧めています。誰が作ったのか。どのように作ったのか。なぜ作ったのか。職人の会社なら、答えは難しくありません。現場をやった本人が、現場の記録をもとに書いた。お客さんの疑問に答えるために書いた。それが分かるように書いておきます。
-
経験
実際にやった現場
写真・工程・失敗と直し方
-
専門性
資格と工法の説明
-
権威性
ほかから名前が挙がること
所属団体・取引先・地域の媒体
-
信頼性
会社の所在地・連絡先・料金の出し方・書いた人が分かること
断り:4つは、点数ではありません
ここは大事なので、はっきり書きます。4つは、Googleが点数を付けて順位を決める項目ではありません。
Googleは、この4つそのものは順位に直接影響する要因ではない、と書いています。評価者についても、こう説明しています。評価者は、ページの順位を動かせません。評価者のデータが、順位を決める仕組みに直接使われることもありません。
では、なぜ4つを知っておくのか。Googleがどういうページを良いと考えているかが、ここに出ているからです。4つを満たせば順位が上がる、という話ではありません。お客さんが安心して頼める材料をそろえる。その目安として使います。
「この4つを対策すれば順位が上がります」という売り文句には、私は乗りません。やることは、現場のことを、正直に、分かるように書くことです。私は、それがSEO対策の芯だと考えています。
04
被リンクとドメイン
この章の要点
- 被リンクは、ほかのサイトから自分のホームページへ張られるリンクです。人の世界でいう紹介です。
- 紹介は買いません。実在の関係と、役に立つ中身から生まれます。
- 記事は、自分の名義のドメイン(自分の土地)に積みます。
被リンクは、人の世界でいう「紹介」です
被リンクは、ほかのサイトから自分のホームページへ張られるリンクのことです。「被」は、受ける側という意味です。
人の世界に置き換えると、紹介です。「屋根のことなら、あの会社に聞くといい」。そう言ってくれる人がいるのと同じです。
自分のホームページの中で、ページ同士をつなぐリンクもあります。こちらは中のリンクで、被リンクとは別ものです。第2章の「ページ同士のつなぎ」は、中のリンクの話でした。
Googleは、リンクを2つのことに使うと説明しています。ページの関連性を判断すること。新しいページを見つけること。
私は、被リンクはSEO対策の中でもとても重要だと考えています。ただし、数を集めればよい、という話ではありません。どこから、どういう理由で張られたか。そこが中身です。
自然に張られる出どころ
たとえば
取引先
所属団体
地域の媒体
読んだ人が紹介したくなる記事
紹介は、頼んで作るものではありません。実在の関係から生まれます。たとえば、次のような出どころがあります。
- 取引先。材料メーカーや元請けの会社が、施工店として載せる。
- 所属団体。組合や協会が、会員の一覧に載せる。
- 地域の媒体。新聞、情報誌、自治体や商工会のページが取り上げる。
- 読んだ人が紹介したくなる記事。役に立った記事を、誰かが自分のページで紹介する。
どれも、例として挙げたものです。共通しているのは、先に実体があることです。取引がある。会員である。取り上げられる出来事がある。役に立つ記事がある。リンクは、その結果として付いてきます。
だから、被リンクのために私がやることは1つです。紹介されるに値する中身を作ること。被リンクを集める代行は、していません。
広告や協賛として張ってもらうリンクもあります。その場合は、広告だと分かる印をリンクに付ける決まりがあります。印が付いていれば、Googleの決まりに反しません。禁じられているのは、順位を上げる目的でリンクを売り買いすることです。
ドメインは、インターネット上の住所です
ドメインは、ホームページのアドレスの中心になる部分です。私の会社なら「takisawaroof.com」がそれです。インターネット上の住所だと考えてください。
無料ブログやSNS、一括見積サイトは、借りた土地です。書いた記事は、貸主の住所の下に置かれます。ルールを決めるのも、やめる日を決めるのも、貸主です。
自分の名義のドメインは、自分の土地です。書いた記事は、自分の住所の下に積まれていきます。被リンクも、その住所に向けて張られます。だから私は、記事は自分の土地に積むことをおすすめします。
SNSや一括見積サイトを、やめる必要はありません。人を呼ぶ入口として使えます。ただ、積む場所は自分の土地に。そこだけ分けて考えます。
名義は、自分にしておく
ドメインには、登録した人の名義があります。制作会社の名義になっていると、会社を替えるときに持ち出せないことがあります。契約の前に、名義が誰になるかを確かめてください。確かめ方は、コラムに書きました。
断り:「ドメインパワー」は、私が確認したGoogleの公式ページに出てきません
SEOの営業を受けると、「ドメインパワー」という言葉が出てくることがあります。「ドメインの強さ」と言われることもあります。
先に断っておきます。これは、世間でそう呼ばれている考え方です。SEOの道具を作る会社などが、独自に出している目安です。私が確認したGoogleの公式ページには、この名前の指標は出てきません。確認したページは、このページの末尾に載せています。
考え方そのものは、分かりやすいものです。長く続いていて、中身があり、ほかから紹介されている。そういう住所は信用されやすい、という見方です。人の世界の、店の評判と同じです。
ただ、その数字を上げること自体を目的にすると、順番が逆になります。数字のためにリンクを買う、という話につながるからです。やることは変わりません。中身を作り、自分の土地に積むことです。
05
やらないこと
この章の要点
- リンクを買う、言葉を詰め込む、中身のないページを量産する。Googleが禁じているやり方は、やりません。
- 口コミのやらせも、やりません。
- 順位の保証はしません。順位を決めるのはGoogleです。
やらないこと
リンクを買う
相互リンクを大量に集める
中身のないページの量産
言葉の詰め込み
隠し文字
中古ドメインの悪用
口コミのやらせ
約束しないこと
順位の保証
Googleが禁じているやり方
Googleは「スパムに関するポリシー」という決まりを公開しています。検索の順位を操作するためのやり方を、禁じたものです。職人WEBタキサワがやらないことを、Googleの決まりの名前と並べて書きます。
- リンクを買う。Googleの決まりでは「リンクスパム」。順位のためのリンクの売買です。
- 相互リンクを大量に集める。これも「リンクスパム」。過剰な相互リンクが例に挙がっています。
- 中身のないページの量産。「大量生成されたコンテンツの不正使用」。読む人のためでなく、順位のためにページを大量に作ることです。
- 言葉の詰め込み。「キーワードの乱用」。地域名や工事名を、不自然に並べることです。
- 隠し文字。「隠しテキストと隠しリンクの不正使用」。背景と同じ色の文字などです。
- 中古ドメインの悪用。「期限切れのドメインの不正使用」。期限の切れたドメインを、順位のために買って使い回すことです。
- 口コミのやらせ。Googleマップの決まりで、見返りと引き換えの口コミは禁じられています。
自分で別のサイトを作り、そこから自分にリンクを張るやり方もあります。順位を操作するためのリンクです。私はこれもやりません。
Googleは、決まりに反したサイトについて、こう書いています。検索結果での順位が下がったり、表示されなくなったりすることがある。私がやらない理由は、それだけではありません。読む人の役に立たないことに、お金と時間を使いたくないからです。
口コミには、Googleの決まりのほかに、国の決まりもあります。詳しくはコラムに書きました。
約束しないこと:順位の保証
もう1つ、やらないことがあります。順位の保証です。
順位を決めるのはGoogleです。私ではありません。Googleも、SEOの業者を選ぶときの注意として書いています。Googleで一番上に載ることは、誰にも保証できない。順位を保証すると言う業者には注意が必要だ、とも書いています。
私にできるのは、探している人が打ち込む言葉に合わせてページを組み、事例とコラムを積み続けることまでです。「保険で実質無料」のような誘い文句を書かないのと、同じ姿勢です。守れない約束は、書きません。
06
一番大事なのは、続けること
この章の要点
- 広告は止めると出なくなります。書いた記事は、消さないかぎり残ります。
- 3か月、1年、5年。数えるのは積んだ本数です。順位の期限ではありません。
- 書くのは現場のことで足ります。続けられる大きさで、1本ずつ足します。
広告は止めると出なくなります。記事は残ります
最後に、私が一番大事だと考えていることを書きます。続けることです。
広告は、出しているあいだだけ表示されます。止めれば、出なくなります。記事は違います。書いた1本は、消さないかぎり、同じ住所に残ります。
たとえば、冬に書いた雪止めの記事は、次の冬も読める場所にあります。現場に出ているあいだも、休みの日も、そこに置いてあります。私が記事を「資産」と呼ぶのは、この意味です。
3か月、1年、5年。数えるのは本数です
月に1本、コラムを足すとします。3か月で3本。1年で12本。5年で60本です。施工事例も月に1件足せば、同じ数だけ積み上がります。
ここで数えているのは、本数だけです。何か月たてば順位がこうなる、という話ではありません。検索の順位は、地域、工事の種類、競合の状況で変わります。いつ、どこまで動くかは、私には約束できません。
言えるのは、仕組みのほうです。記事1本は、ひとつの疑問に答えるページです。1本足すと、その疑問で検索した人の入口になりうるページが、ひとつ増えます。60本あれば、その候補が60あります。積んだ分は消えずに残り、強くなっていく土台になります。
半年止まったサイトと、毎月増えているサイト。検索でじわじわ差がつくのを、実績ページに載せた3つのサイトで見てきました。
私の会社のコラムは、50本を超えました
私の会社のホームページのコラムは、50本を超えました。それでも毎月足しています。一度に書いたものではありません。1本ずつです。
続けられる形にする
続かなくなる理由は、書くことが無くなるからではない。書こうとするものが大きすぎるからだ。私はそう考えています。
書くのは、現場のことで足ります。やった工事。お客さんに聞かれた質問。材料を選んだ理由。現場で気づいたこと。うまい文章は要りません。
1つだけ、やらないほうがいいことがあります。中身を変えずに、日付だけ新しくすることです。Googleも、避けるべき例としてこれを挙げています。足すなら、中身のある1本を足します。
職人WEBタキサワでは、公開したあとも、毎月コラムと施工事例を足していく形を用意しています。この育てる部分は、必須ではありません。自分で書いて続ける道もあります。書き方は、コラムにまとめました。
整える。紹介される。続ける。SEO対策の中身は、この3つです。
07
よくある質問
できる部分があります。地図の情報を今のものに直すこと。現場の記事を書いて足すこと。この2つは、自分で始められます。やり方はコラムに書きました。狙う言葉の決め方や、画面に写らない記述は、手間のかかる部分です。自分でやる部分と、頼む部分を、分けて考えて構いません。
正直に言うと、これは約束できません。自社のホームページを運用してきた、私の見立てを書きます。検索で上位に出てくるまでには、早くても3か月ほどかかると見ています。競合の多い地域なら、半年かかることもあります。測った記録ではなく、見立てです。3か月たてば上に出ると決まっているわけではありません。Googleの公式の手引きには、別の時間のことが書かれています。ページを直したあと、それが検索結果に反映されるまでの時間です。数時間のものもあれば、数か月かかるものもある。数週間待ってから確かめるとよい、という内容です。
できません。順位を決めるのはGoogleです。私にできるのは、探している人が打ち込む言葉に合わせてページを組み、事例とコラムを積み続けることまでです。Googleも、一番上に載ることは誰にも保証できない、と書いています。
買わないことをおすすめします。順位のためのリンクの売買は、Googleが「リンクスパム」として禁じているやり方です。第5章に一覧を書きました。紹介は、実在の関係と、役に立つ中身から生まれます。
頼めます。いまのホームページを、まず見せてください。直すだけで足りるのか、作り直したほうが早いのかを診断します。直すだけで足りる場合は、そう言います。先に自分で確かめたいときは、ホームページ無料診断の10問が使えます。頼む前に用意するものは、コラムに書きました。
料金は、料金のページにまとめています。作るときの費用と、公開してから育てる費用を、分けて書いています。育てる費用は必須ではありません。相場の見方は、コラムにも書きました。
このページで確認したGoogleの公式情報
Googleの仕組みや決まりについて書いた箇所は、下の公式ページを2026年10月6日に開いて確かめました。Googleの案内は変わることがあります。
有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成(Google 検索セントラル)
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja確認日:2026年10月6日
品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加(Google 検索セントラル ブログ・2022年12月)
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja確認日:2026年10月6日
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja確認日:2026年10月6日
SEO 業者の利用を検討する
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/do-i-need-seo?hl=ja確認日:2026年10月6日
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja確認日:2026年10月6日
ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について
https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience?hl=ja確認日:2026年10月6日
Google のリンクに関するベスト プラクティス
https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/links-crawlable?hl=ja確認日:2026年10月6日
外部リンクの rel 属性(nofollow/ugc/sponsored)
https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/qualify-outbound-links?hl=ja確認日:2026年10月6日
Google 検索ランキング システムのご紹介
https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide?hl=ja確認日:2026年10月6日
Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/how-search-works?hl=ja確認日:2026年10月6日
Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja確認日:2026年10月6日
禁止または制限されているコンテンツ(マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー)
https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114?hl=ja確認日:2026年10月6日
写真:Matthew Henry、Sarah Pflug、Yurii Romanov(Burst)
分からない言葉は、
そのまま聞いてください。
今のサイトを見せてください。直すべきところだけ、正直に言います。売り込みはしません。それで終わっても、それで構いません。
屋根職人歴20年以上、施工2,000棟以上。まず自分の会社で実証してから、同じやり方をお渡ししています。
